MECダイレクトとは
docomo MEC® のオプションであるサービス「MECダイレクト®」とは、接続端末とMEC基盤を直結して通信経路を最適化することで、低遅延・高セキュリティ通信を実現するサービスです。MECダイレクトでは、下記の提供価値を実現します。 概要
- 5G時代に求められるネットワークの伝送遅延の低減の実現
- ドコモのネットワークとダイレクトに接続することによるセキュリティの高い閉域通信の提供
- MECダイレクトの管理機能として、モバイル回線の接続先の閉域網やMEC拠点をユーザー自身が柔軟に変更できるネットワーク・オンデマンド機能を提供
※MECダイレクト経由でのアクセスの他、インターネット経由でのアクセスも可能
MECダイレクトには、4G基地局と連動した5G通信に対応したNSAと、5G専用基地局装置を利用する5Gスタンドアローンサービス対応のSAの2つのバージョンがございます。
※ NSAのMECダイレクトは4G LTEエリアでも、SAのMECダイレクトは5G NSA/4G LTEエリアでもご利用可能です。回線利用パターンの詳細はドキュメントに掲載している「ユーザーガイド」をご参照ください。
ドコモのネットワークとMEC基盤をMECダイレクトで繋ぐことにより伝送遅延の低減の実現が可能です。 ネットワークの伝送遅延の低減を実現するMEC
Multi-access Edge Computing (MEC) とは、通信経路上のユーザー・デバイスに近い場所(基地局など)にコンピュートリソースを配置し、伝送遅延の低減などを目指す技術です。MECによって、さらなる伝送遅延の低減が期待できます。
ドコモのネットワークとMEC基盤をダイレクトにつなぐため、インターネットなど他網からのアクセスを防止できます。 セキュリティの高い通信を実現する閉域アクセス
あらかじめドコモ網に登録した回線以外からの接続が制限される閉域アクセスにより、セキュリティの高い通信が実現可能です。
ローカルエリアネットワーク内固定IPアドレスの払い出しにより端末間通信が可能なDirect方式と、ローカルエリアネットワーク内動的IPアドレスが払い出されるConnect方式を選択できます。
※Compute Eに接続するネットワークでは、Direct方式のみご利用いただけます。
MECダイレクトの管理機能として、モバイル回線の接続先のMEC拠点や閉域網をユーザー自身が柔軟に変更できるネットワーク・オンデマンド機能が提供されます。 管理機能「ネットワーク・オンデマンド」による回線接続先のコントロール
接続端末の位置に近いMEC拠点を接続先に選択することで、さらなる伝送遅延の低減を期待できます。