GPU
本ページでは、GPUサーバーがGPUなしのサーバーと異なる以下の点について説明します。 概要
NVIDIAグラフィクスドライバは以下のバージョンがインストール済みの状態で提供されます。 GPUドライバ
- V100
- V100S
- Quadro RTX 8000
- Linux Driver: 470.129.06
- Windows Driver: 473.47
各ドライバのサポート期限については、こちら(https://docs.nvidia.com/grid/index.html)にございます。
サポート期限までに弊社よりドライバの提供および手順についてご提供いたしますのでバージョンアップをご検討ください。
GPUテナントのバックエッジはデフォルトではどこにも接続されていません。使用するにはお客様自身で経路指定ネットワークを作成する必要があります。 GPUテナントのバックエッジについて
GPUサーバーはテナントのマネジメントネットワークに接続し、ライセンス認証に必要なルーティング設定をした状態で提供されます。 ライセンス認証に必要なネットワーク関連
※ ライセンス認証に必要なマネジメントネットワークの接続設定とルーティング設定は変更不可で、削除しないでください。
GPUサーバーを申し込みいただいた時のネットワーク構成の概略図です。GPUサーバーはGPUなしのサーバーとは別の仮想データセンターに構成されています。別の仮想データセンターにあるシステムと連携するには、バックネットワークで仮想データセンター同士を接続する必要があります。 GPUなしのサーバーとの接続

GPUサーバーとGPUなしのサーバーを各バックネットワークに接続して、各サーバー上でルーティング設定を行います。 手順
また、WindowsのGPUサーバーの場合はWebコンソールが使用できないので、RDP接続で操作する必要があります。
バックネットワークの設定
GPUサーバーとGPUなしのサーバーでそれぞれ設定します。- 仮想データセンターの左ペインメニューから 仮想マシン を選択し、使用する仮想マシンの 詳細 をクリックします。
- 詳細画面左側のペインから NIC を開き、 編集 をクリックします。
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- 新規 をクリックし、新しいNICを追加します。
- ネットワーク は バックネットワーク を選択します。
- IP モード は 固定 - 手動 を選択します。
- IP アドレス はバックネットワークの固定IPプールから xxx.xxx.xxx.1 - xxx.xxx.xxx.199 の範囲で任意の値を設定します。
- 設定が完了したら、 保存 をクリックします。
ルーティングの設定
GPUサーバーとGPUなしのサーバーでそれぞれ設定します。-
仮想データセンターの左ペインメニューから 仮想マシン を選択します。使用する仮想マシンの アクション をクリックして、 Web コンソールの起動 を選択します。
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接続用コンソールが開くので、契約時に指定されたログインユーザーとパスワードを入力して仮想マシンにログインします。
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下記コマンドを実行して接続を行うデバイス名を確認します。
$ ip link list
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下記コマンドを実行してルーティングを設定します。
$ sudo ip route add <接続先のIPアドレス> via <接続元のゲートウェイ> dev <接続元のデバイス名>
- 接続先のIPアドレス: バックネットワークの設定 で指定したIPアドレス
- 接続元のゲートウェイ: バックネットワークのゲートウェイのIPアドレス
- 接続元のデバイス名: 4 で確認したデバイス名
GPUなしのサーバーからGPUサーバーへの接続
GPUなしのサーバーからGPUサーバーに接続して、GPUドライバを確認します。-
仮想データセンターの左ペインメニューから 仮想マシン を選択します。使用する仮想マシンの アクション をクリックして、 Web コンソールの起動 を選択します。
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接続用コンソールが開くので、契約時に指定されたログインユーザーとパスワードを入力して仮想マシンにログインします。
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下記コマンドを実行してGPUサーバーのドライバを確認します。
$ ssh <GPUサーバーのログインユーザー>@<GPUサーバーのIPアドレス> "cat /proc/driver/nvidia/version"
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GPUドライバ に記載されているバージョンと同一であることを確認できたら成功です。