はじめに
チュートリアルではCompute V環境を用いて仮想マシンでシンプルなWebページを配信する方法を説明します。チュートリアルではvAppの使用を前提としています。vAppを使用すれば構築した仮想マシンやネットワークを1つにまとめることが可能となり管理が容易になります。 概要
次にチュートリアルで使用するCompute V環境のサービスを示します。
仮想データセンターはシステムを構築するリソースを提供します。Compute Vでお客様が自由にサービスを開発・運用するための基盤です。 仮想データセンター
Compute Vでアプリケーションを構築する基本的な方法です。仮想マシンやネットワークをvAppでパッケージングすると、アプリケーションの管理を容易にできたりvAppをカタログとして保存し同じ構成を何度も再構築できます。また、仮想マシンを多人数で共有するにはvAppでパッケージングする必要があります。 vApp
Webサーバーを実行するための、Compute V上に作成された仮想的なコンピュートリソースです。 仮想マシン
仮想マシンはテナントの中の指定した仮想データセンターに構築されます。
仮想データセンターに構築された仮想マシンは、構築済みの外部接続ネットワークまたは仮想データセンターの内部のみに制限されたネットワークに接続できます。
テンプレートから作成した仮想マシンは自動でホストと時刻同期されるようになっています。テンプレートを使用せず新規で仮想マシンを作成した場合は、お客様でNTPサーバーと同期設定をしていただく必要があります。 時刻同期とNTPサーバー
Compute Vでは仮想マシンに接続できる仮想ディスクを作成できます。作成したディスクは仮想データセンターに関連付けられ、同じ仮想データセンター内の任意の仮想マシンに接続できます。別の仮想データセンターの仮想マシンに接続することはできません。 名前付きディスク
仮想マシンのバックアップには一時的なスナップショットの取得と仮想マシン全体のコピーを作成する2つの方法があります。 バックアップ
スナップショットは仮想マシンの一時的なバックアップに使用できます。スナップショットを取得しておけば仮想マシンのロールバックが可能になります。
また、仮想マシン全体のコピーを行えばその時の仮想マシンの状態を長期間保存しておくことが可能です。