顔認識アプリの作成
本項では、docomo MEC®を使用して初歩的な顔認識アプリを作成します。手順に従うと、下記のように画像の顔の部分を認識し、緑色の長方形で囲った画像を表示するアプリケーションを作成することが可能です。 顔認識アプリの作成
本アプリは、Compute V のインスタンスを2つ使用して作成します。 アプリケーションの構成
クライアントには CPU インスタンス、サーバーには GPU インスタンスをそれぞれ使用します。
構成のイメージは以下のようになります。
このチュートリアルを進めるには以下のリソースが必要です。 前準備
- GPUインスタンス
- Compute Vインスタンス(1vCPU)
- グローバルIPアドレス(IPv4)
また、以下チュートリアルの内容を前提とします。先にこれらのチュートリアルを完了して下さい。
Apache ウェブサーバの構築
ファイアウォールの設定
このチュートリアルは以下の手順で進行します。 手順
- GPUインスタンスの環境構築
- GPUインスタンスによる顔認識
- APIの公開
- CPUインスタンスの環境構築
- 顔認識アプリのクライアント作成
- テスト
今回のチュートリアルでは、以下のファイルをCPUインスタンス、GPUインスタンスに配置していただくことで、コーディングそのものはほとんど行うことなく顔認識アプリを作成していただけます。 アプリケーションのソースコード
https://www.mec.docomo.ne.jp/assets/advanced-tutorial/face-recog.zip
Compute Vのインスタンス上で上記のファイルを入手・展開するには以下のコマンドを順に実行してください。
$ wget https://www.mec.docomo.ne.jp/assets/advanced-tutorial/face-recog.zip
$ unzip face-recog.zip