環境構築(GPU)
本項では、GPUインスタンスの環境構築について説明します。 環境構築
今回のチュートリアルでは、Python 3.9 を使って環境を構築します。
cmakeのインストール
python のビルドなどに必要なcmakeをインストールします。
- 以下のコマンドを順番に実行し、apt の状態を最新化してから必要なライブラリをインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt --fix-broken upgrade -y
$ sudo apt install build-essential -y - 以下のコマンドを順番に実行し、作業用ディレクトリを作成し、移動します。
$ mkdir opt
$ cd opt - 次のコマンドを実行し、cmakeのソースコードをダウンロードします。
$ wget https://github.com/Kitware/CMake/releases/download/v3.25.0-rc3/cmake-3.25.0-rc3.tar.gz
- 次のコマンドを実行し、ダウンロードしたファイルを解凍します。
$ tar -zxvf cmake-3.25.0-rc3.tar.gz
- 次のコマンドを実行し、解凍したフォルダに移動します。
$ cd cmake-3.25.0-rc3
- 以下のコマンドを順番に実行し、cmakeをビルドします。
$ ./configure -- -DCMAKE_USE_OPENSSL=OFF
$ make
$ sudo make install
Python3.9のインストール
- 次のコマンドを入力し、フォルダを移動します。
$ cd ~/opt
- 次のコマンドを入力し、必要なライブラリをインストールします。
$ sudo apt --fix-broken install zlib1g-dev libssl-dev -y
- 次のコマンドを実行し、Python3.9のソースコードをダウンロードします。
$ sudo wget https://www.python.org/ftp/python/3.9.6/Python-3.9.6.tgz
- 次のコマンドを実行し、ダウンロードしたファイルを解凍します。
$ tar xzf Python-3.9.6.tgz
- 次のコマンドを実行し、解凍したフォルダに移動します。
$ cd Python-3.9.6
- 以下のコマンドを順番に実行し、Python をビルドします。
$ sudo ./configure --enable-optimizations
$ sudo make altinstall
仮想環境の起動
- 次のコマンドを実行し、フォルダを移動します。
$ cd
- 次のコマンドを実行し、venvフォルダを作ります。
$ python3.9 -m venv --without-pip face_venv
- 次のコマンドを実行し、venvを起動します。
$ source face_venv/bin/activate
- コマンドラインの最初に(face_venv)という文字列が表示されていれば、仮想環境を起動できています。
pipのインストール
- 次のコマンドを実行し、pipをダウンロードします。
$ wget https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py
- 次のコマンドを実行し、pipをインストールします。
$ python get-pip.py
今回、GPUサーバーで用いるライブラリは以下のものです。 必要なライブラリのインストール
- Flask
- Face Recognition
- 以下のコマンドを実行し、それぞれのライブラリをインストールします。
$ python -m pip install flask
$ python -m pip install pillow
$ python -m pip install face_recognition