vApp
vApp とは、同一 vApp 仮想データセンター内の複数の仮想マシンをグループとしてまとめて管理する機能です。
画面上部のフィルタ機能を用いることで、条件に適合した vApp のみを表示できます。 フィルタ
通常のフィルタは 名前 もしくは 説明 です。
詳細フィルタ
- ID 別
vApp の識別情報からフィルタリングします。 - 詳細情報別
vApp の状態情報からフィルタリングします。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 名前 | vApp の名前でフィルタリングします。 |
2 | 説明 | vApp の説明でフィルタリングします。 |
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
3 | パワー状態 | vApp がパワーオンであるか、あるいは作成中であるか、などのステータスでフィルタリングします。 |
4 | スナップショット | vApp がスナップショットを持っているか否かでフィルタリングします。 |
5 | 期限切れ | vApp の期限が切れているか否かでフィルタリングします。 |
6 | 所有者 | vApp の所有者でフィルタリングします。 |
7 | バッジ | この機能は現在ご利用いただけません。 |
8 | Creation Date | vApp の作成された日付でフィルタリングします。 最小値から最大値の間の期間が対象となります。 |
新しく vApp を作成します。 新規
新規 vApp の作成には 3 つの方法があります。
新規 vApp
新規仮想マシンを作成して新規 vApp を作成します。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 名前 | vApp の名前です。全角文字の入力が可能です。 |
2 | 説明 | vApp の説明です。 |
3 | 仮想マシンの追加 | 新規 vApp に仮想マシンを追加します。 詳細は 新しい仮想マシン を参照してください。 |
OVF から vApp を追加 vApp テンプレートおよび対応するカタログ項目を作成せず、ローカルなどに保存されているOVF パッケージから vApp を直接作成およびデプロイできます。
- ソースを選択
ローカルのコンピュータからアクセス可能な場所 (ローカル ハード ドライブ、ネットワーク共有、CD/DVD ドライブなど) を参照し、OVF/OVA とすべての関連するファイルを選択します。 - 詳細を確認
OVF テンプレートの詳細を確認します。 - vApp 名を選択
名前と説明を入力します。 - リソースの構成
この vApp の仮想マシンがデプロイされるときに使用するストレージポリシーを選択します。 - ネットワークの構成
仮想マシンを接続するネットワークを選択します。 - カスタムプロパティ
OVF テンプレートに OVF 環境プロパティが設定されている場合は値が入力できます。OVF 環境プロパティが設定されていない場合は何も表示されないので、そのまま次へ進んでください。 - ハードウェアをカスタマイズ
この vApp 内の仮想マシンのハードウェアを確認します。 - 設定内容の確認
設定内容を確認して、 完了 をクリックします。
vApp テンプレートを利用して vApp を作成します。 カタログから vApp を追加
- インポートするテンプレートを選択
カタログからインポートする vApp テンプレートを選択します。 - 名前の選択
vApp 設定を変更します。 - リソースの構成
vApp 内の仮想マシンで使用するストレージポリシーを設定できます。
ストレージポリシーはご契約内容に応じて自動で選択されておりますので変更する必要はありません。 - コンピューティングポリシー
vApp 内の各仮想マシンの配置とサイズ変更ポリシーが設定できます。
配置ポリシーはデフォルトのものが自動選択されていますので、変更しないでください。
サイズ変更ポリシーは、選択したサイズにより、仮想 CPU 数、ソケット当たりのコア数、ソケット数、メモリが変更されます。 - ハードウェアカスタマイズ
vApp 内の各仮想マシンのハードウェア設定を変更できます。 - ネットワークの構成
vApp 内の各仮想マシンを接続するネットワークを選択できます。 - 設定内容の確認
ここまでに設定された内容が確認されます。
問題がなければ 完了 を押下して vApp の作成を完了してください。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 名前 | vApp の名前です。入力が必須です。 |
2 | 説明 | vApp の説明です。入力は任意です。 |
3 | ランタイムリース | vApp が自動的に停止するまでの時間を設定できます。 |
4 | ストレージリース | vApp の停止後自動でクリーンアップされるまでの時間を設定できます。 |
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | ストレージ | ハードディスクのサイズを変更できます。 |
vApp 内の仮想マシンの管理をします。 管理
詳しくは仮想マシンをご覧ください。
仮想マシンに Web コンソールを通じて接続できます。 仮想マシンコンソール
詳しくは仮想マシンのアクションから Web コンソールの起動 をご覧ください。
vApp に対して以下の操作ができます。 アクション
画面右上の複数選択のスイッチをオンにすることによって、複数の vApp に対して同じ操作ができます。
複数 vApp に対してアクションを行うときは 新規 ボタンの隣にある アクション ボタンを、単一 vApp に対して行うときは個別のカードの左下にある アクション ボタンを押してください。
- すべてのユーザーおよびグループ
組織内の全員にアクセスレベルで選択した権限を付与します。 - 特定のユーザーおよびグループ
選択したユーザーあるいはグループに対して、アクセスレベルを選択して個別に権限を付与します。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | パワーオン | vApp をパワーオンにします。vApp 内の仮想マシンがすべてパワーオン状態になります。 |
2 | 説明 | vApp をパワーオフにします。vApp 内の仮想マシンがすべてパワーオフ状態になります。 |
3 | 停止 | vApp を停止します。vApp 内の仮想マシンがすべてパワーオフまたはシャットダウンされます。 |
4 | リセット | 仮想マシンをリセットします。メモリ、キャッシュなどの状態はクリアされますが、vApp および仮想マシンは実行し続けます。 |
5 | サスペンド | vApp を一時停止して現在の状態を保存します。 |
6 | サスペンド状態を破棄 | vApp のサスペンド状態を破棄します。 |
7 | コピー先 | vApp を別の仮想データセンターにコピーします。コピー元の vApp はコピー元仮想データセンターに残されます。 |
8 | 移動先 | vApp を別の仮想データセンターに移動します。 この機能は vApp が停止した状態で実行する必要があります。 |
9 | 削除 | vApp を削除します。 |
10 | ダウンロード | vApp を OVF パッケージとしてダウンロードします。 |
11 | リースの更新 | この機能はご利用いただけません。 |
12 | 所有者を変更 | vApp の所有者を変更できます。 |
13 | 共有 |
|
14 | スナップショットの作成 | vApp 内のすべての仮想マシンのスナップショットを作成します。 |
15 | スナップショットに戻す | vApp 内のすべての仮想マシンを、スナップショットを作成した時点の状態に戻します。 |
16 | スナップショットの削除 | vApp のスナップショットを削除します。 |
17 | 仮想マシンを追加 | vApp に仮想マシンを追加します。 |
18 | ネットワークを追加 | vApp にネットワークを追加します。 |
19 | カタログに追加 | vApp を vApp テンプレートとして保存し、カタログに追加できます。 この機能は vApp が停止した状態で実行する必要があります。 |
移動
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 仮想データセンター | 移動先の仮想データセンターを選択します。 |
コピー
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 名前 | コピーして新規作成される vApp の名前です。 |
2 | 説明 | コピーして新規作成される vApp の説明です。 |
3 | 仮想データセンター | コピー先の仮想データセンターを選択します。 |
カタログに追加
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | カタログ | 追加するカタログを選択します。 |
2 | 名前 | カタログに追加される vApp テンプレートの名前です。 |
3 | 説明 | カタログに追加される vApp テンプレートの説明です。 |
4 | このテンプレートを使用する場合、以下を指定します。 |
|
詳細は 仮想マシンを追加 新しい仮想マシン を参照してください。
ネットワークを追加
vAppにネットワークを追加します。各ネットワークについてはこちらをご覧ください。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | タイプ |
|
vApp の以下の情報を確認、編集できます。 詳細
編集する際には、各項目の画面の左上にある 編集 ボタンをクリックしてください。
全般
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 名前 | 管理画面に表示される vApp の名称を設定します。 |
2 | ステータス | vApp のステータスが表示されます。 |
3 | 説明 | vApp の役割を表記します。空のままにもできます。 |
4 | データセンター | vApp が属するデータセンターの名前です。 |
5 | 所有者 | vApp の所有者の名前です。 |
6 | スナップショット | スナップショットがある場合、その詳細が表示されます。 |
7 | リース | この機能はご利用いただけません。 |
vApp 内の仮想マシンを一覧できます。 仮想マシン
仮想マシンがパワーオン状態の時、 コンソール 欄をクリックすることで Web コンソールに接続できます。
仮想マシン名の左のメニューからはアクションを実行できます。
右上のスイッチから複数選択を有効にすることで複数の仮想マシンに対して同一のアクションが行えます。
仮想マシンのアクションについて詳しくは仮想マシンをご覧ください。
起動の順序
仮想マシンを起動する順序を入力します。各マシンに対して、順番を表す値を入力する必要があります。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 開始アクション | 起動アクションを選択します。起動アクションは、仮想マシンを含んでいる vApp を開始した場合の仮想マシンの動作を決定します。デフォルトでは、このオプションは パワーオン に設定されます。 |
2 | 起動待機時間 | 起動待機時間を入力します。起動待機時間とは、一連の仮想マシンの中で次のマシンを起動するまで待機する時間の長さです。 |
3 | 停止アクション | 停止アクションを選択します。停止アクションとは、仮想マシンを含んでいる vApp を停止した場合に仮想マシンが実行するアクションです。VMware Tools をインストール済みの場合、 パワーオフ と シャットダウン のどちらを選択しても同じ動作となり、仮想マシンは安定性を確保するためのシャットダウンアクションを実行します。VMware Tools をインストールしていない場合は、 パワーオフ を選択します。この場合、シャットダウンアクションを実行することなくパワーオフします(ソケットからプラグを抜くことと同じです)。 |
4 | 停止待機時間 | 停止待機時間を入力します。停止待機時間とは、一連の仮想マシンの中で次のマシンを停止するまで待機する時間の長さです。 |
vApp の仮想マシンとネットワークを視覚的に表示できます。 ネットワーク図
ネットワーク
vApp のネットワークを追加、削除できます。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | vApp フェンス | この機能はご利用いただけません。 |
2 | 新規 | ネットワークを追加します。ネットワークを追加 を参照してください。 |
3 | 削除 | 選択したネットワークを削除します。 削除したいネットワークを選択することで 新規 ボタンの横に 削除 ボタンが表示されます。 |
4 | 名前 | 接続されているネットワークの名前です。 |
5 | ステータス | ネットワークの状態が表示されます。 |
6 | ゲートウェイ CIDR | ネットワークのゲートウェイ CIDR が表示されます。 |
7 | 接続 | ネットワークに対する接続が表示されます。 接続には 直接 と フェンスあり があります。 |
8 | IP/MAC アドレスリソースを保持します。 | 保持している IP/MAC リソースを表示します。 |
この機能はご利用いただけません。 ゲストプロパティ
共有
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | すべてのユーザーおよびグループ | 組織内の全員にアクセスレベルで選択した権限を付与します。 |
2 | 特定のユーザーまたはグループ | 選択したユーザーあるいはグループに対して、アクセスレベルを選択して個別に権限を付与します。 |
vApp のメタデータを確認、編集できます。 メタデータ
- 編集
- 追加
番号 項目名 説明 1 名前 メタデータの名称を設定します。
このオブジェクトに関連付けられているメタデータ名の領域内で一意にする必要があります。2 値 メタデータの値を設定します。
入力形式はタイプに依存します。3 タイプ 値の入力形式を指定します。 4 ユーザーアクセス ユーザーアクセスが表示されます。
vApp の状態を管理できます。 監視
詳細は監視をご覧ください。